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宮川の独り言 -31話-

独り言

2020年12月07日

宮川の独り言 -31話-

皆さん、こんにちは。アシストエンジニアの宮川です。本当に一年は、早いですね。今年も残り1ケ月きりました。今年は、コロナ一色だった感じです。流行語大賞も『三密』でしたし。しかもまた、この年末に気温と湿度が下がったので陽性者が増えて、またメディアは大騒ぎです。その割には、電車は、意外と混んでいますし、平日は、人も動いている様な気がします。

 これは、TVや新聞などの旧型情報メディア以外から情報を取って、個人で色々と判断している方々が多いからなのでは無いでしょうか?私自身も3月以降TV・新聞以外のメディアからも情報を多くとっておりコロナに関しては、できるだけ冷静に数字なども判断したいと心がけております。TV・新聞などの旧型メディアが少なくともPCR検査のコロナ陽性者数を患者数と言い続けているうちは、信頼性に欠けた報道だと思っていますので。陽性者の定義と感染者の定義を明確にして、報道をすべきだと思っていますので。

 コロナの話題は、これくらいにして今、私がとても気になっている菅総理が掲げた『脱炭素社会』に向けた2030年代半ばに新車販売でガソリン車を無くすという方向で進めているという話題です。2050年までに二酸化炭素などの温室効果ガス排出実質ゼロに向けた施策で世界的な方針なのは、重々承知しています。しかし、本当に車をガソリンから電気自動車に変えると温室効果ガスの排出量は、削減されるのでしょか?皆さんが運転している最中の温室効果ガスは、確かにガソリン車が排出しているのは誰でも分かりますが、電気自動車を作っている最中の温室効果ガスの排出量までは分かりませんよね?もしかしたらエンジンを作るより電池を作る方が温室効果ガスの排出量が多いかもしれません。

 10年間同じ車にのるとしたら電池を3回変える必要があるかもしれません。電気そのものが火力発電だったら?また、原子力をメインにするのでしょうか?風力・水力などの自然エネルギーでの発電ならまだしも。太陽光発電は、既に温室効果ガス排出という点では、あのパネル作成時の排出量での疑問が残りますし。結果、10年間使用時のトータル排出量の比較でこのような結論になったのでしょうか?これについても、正しいデータから正しい情報発信で議論して欲しいものです。

 正しいデータは、正しい判断の源です。正しい判断をするには、正しいデータが必要な訳でそのためにもまず、製品販売の製品情報に二酸化炭素排出量を記載する事を義務付けすることが先決ではないでしょうか?同じ1000円の価格の製品でも二酸化炭素の排出に相当な差があれば、二酸化炭素排出量が少ないものが売れるという価値文化を作っていく事が重要だと思いますが、皆さんいかがでしょうか?

 結局、ガソリン車の販売中止で無く、二酸化炭素排出量の規制の為に製造から10年使用時TOTAL排出量の記載がいいのかもしれません。食品の産地表示の様に。そもそも、二酸化炭素を削減したいなら牛のゲップを止めた方が効果あるのかもしれませんし。皆さんどうお感じになられたでしょうか?私は、表面だけにとらわれず、色んな側面で物事を見ていきたいと日々考えております。今後の日本の製造業の為にも。

 今年も残りわずかですが、皆様お体には、気を付けて年末を乗り切り良い年をお迎えください。少々早いですが、来年も独り言をつぶやき続けますので、暇つぶしにご一読ください。

㈱アシストエンジニア 宮川